古福縁堂へ 日中韓紀年表

中国歴代工芸品銘款集
宋までの磁器銘款 青銅器の時代から記年款は発見されています。ほか、作坊、作家、寸法、奉貢記号などがあった。
金元の磁器銘款 記年款、奉貢記号、吉祥文字、私用銘、蔵款
明の官窯磁器銘款 年号を磁器銘として使い始めたのは明の永楽年代です。その前は稀にない(大元至正年製款は発見されていった。)
発見されている記年款:永楽、宣德、成化、弘治、正德、嘉靖、隆慶、萬暦、天啓、崇禎
発見されていない記年款:洪武、建文、洪熙、正統、景泰、天順、泰昌(陶磁史上では明空白期と称す。)
明の民窯磁器銘款
傳世何朝宗印章標本 (明徳化窯)    
清の官窯磁器銘款 清料器(ガラス)款  七宝器銘款(景泰藍)(明、清、民国)   銅器銘款(明、清、民国)
清の民窯磁器銘款      
民国以降の磁器銘款 記名落款が出現、景徳鎮製など窯地方や工房の落款が出現
宜興朱泥壺款 歴代宜興名工落款(明末~清初)  


宋までの磁器銘款
寸法を現す記号 北宋龍泉窯青磁瓶  鈞窯花盆 三 七 九
特殊字款 初唐 利記 唐邢窯白磁碗 盈 大盈
北宋龍泉窯 河濱遺範 宋磁州窯掻き銘「白玉
北宋建窯銘 花盞 北宋建窯 絵銘 南宋磁州窯磁枕 長寿安楽
奉貢記号 北宋越窯陰刻銘  北宋建窯掻き銘 進盞各種
北宋建窯掻き銘 供御各種 北宋官注品 内府
北宋汝窯「」、「」、「奉華
北宋、南宋、金 奉華、省府、一~十、風華、聚秀、大観、同、劉永之、張家造、潘谷、元豊内用、
雍煕一年七月、宣和元年x月x日、煕寧四年、崇寧二年新婿、端拱元年x月、政和六年、政和、咸平年造、元符三年仲秋佳製
至和三年張家造、景徳年製、至道元年、至平三年、紹興年永和舒家造、嘉定、嘉定四年七月
大安二年、太平、太平二年製、太平戊寅
陳、公、上、上記、尚、朱、利、兪、李、王、己、劉、馬、龍上、何、馮、漸康、絶上、内、入朝以官上、美酒、美青酒、
上有千年鳥下有百年人、卞家小口天下第一、程家小口天下第一、酒壜香濃、陳家美春酒、油合、言満天下無己過、
糸網之鳥悔不高飛、行満天下無怨悪、杜家花枕、張家奴乳、羊申跪乳之義、浮花泛蟻、蓬生麻中不扶自直、
元和十四年、元和三年x月x日、上饒県、合昌六年趙家、庚午年、丁大剛作瓶大好、瓦貨老行
東漢 青磁壺款:王尊
西漢 原始青磁谷倉銘:元康四年、元康二年、中平六年五月十二日尚方作陶容一升八两、元康元年八月二日会稽上虞


金元の磁器銘款
奉貢記号  元景徳鎮枢府窯青白磁 枢府 元磁州窯梅瓶肩部、明永楽窯白釉梅瓶肩部に
内府は宋官窯用銘だが、元明も発見された
饒州府、復正殿冬、会稽上虞、秋成殿、太禧、使司帥府公用文殊院、海南、国器、天子  
私用銘  元青花釉里紅
大元至元戊寅六月壬寅吉置刘大使宅凌氏用
福建窯系青白磁「」は苗字銘
程家工夫、程捨自造、宅司用、項宅正窯、利花白、楊十、仲元、賢君、雲亡、元祖沈家大枕記号鄭
文字款  字銘は元の民窯から始まった、明清に盛んだ 宋元明龍泉窯、明弘治萬暦青花器、清中期青花器 金玉満堂
仁、数、太、御、明、成、舎、興、用、高、楽、宝、正、般、国、書、礼、射、中和、小心会、後、利、項正、興同、清風細雨、黄花紅葉、美酒清香、上邑白瓯、寿比南山、福如東海、玉書崑山
記年款  元青花 至正十年 元天順年景徳鎮御窑白磁皿天順年とあり、元か明か争議あり
天順五年、至大元年、大徳七年、大徳八年、至正元年、至正十一年、元字xx号匠、大元、至治二年、至治戊寅、大元国至正xx年、乙丑年x月x日xx自造

明の官窯磁器銘款
洪武 と思われる官製品の落款: 楷書赤銘賞賜、変形篆書染付銘春寿
永楽 銘款は稀になかった。楷書或いは篆書体記年款永楽年製が発見されった。
一般の認識では”永楽年製”篆書体小字を器物の内部中央に或る。
前綴りある大明永楽年製は定めではなかった。 ほか永楽記年吉日造を銘した仏具が発見されている。辰、内府
宣徳 官窯磁器に記年銘款盛行、前綴りのある”大明宣徳年製”記年款出現。落款部位は口縁、肩、腹、内 底部、中央などさまざまであった。四字または六字楷書、単または双環囲む場合があった。
一般な認識では、楷書記念落款は色々部位にある。徳の字中央の横線は書かない。
楷書双線環六字二列染付大明宣徳年製各種
楷書六字一行または一列染付大明宣徳年製各種、楷書四字一行染付宣徳年製
楷書六字二列染付大明宣徳年製
成化 双線環六字二列染付大明成化年製
双線四格六字二列染付大明成化年製各種、落款部位に沿った一行染付大明成化年製
成化闘彩器の款は一文字。
双線四格四字二列染付成化年製(官窯落款には希少)
書体は不規則、幼稚さが感じられるが、熟練であり、双線四格で囲む場合は銘の字は内側の線に至る。落款部位はほとんど底部中央。
成化官窯款特徴"大字尖园頭非高、成字撇硬直倒腰、化字人七平微頭、制字衣横少越刀、明字窄平年応悟、成字三点頭肩腰"

成化官窯款は専任者によるものですから、字体は同じのはずです。後世の写しは字体は本物より端整なり。
嘉靖年の成化款写しは”年”字の横線は特に長い、
萬暦、崇禎年の成化款写しは書体相当潦草、年字の中は横線三つ、成字の点は低い
清康熙、乾隆成化款写しは端整な楷書
弘治 楷書双線環六字染付記年款大明弘治年製各種
または篆書双線環四字”弘治年製
筆跡繊若長形、落款工整、器底部または中央部に配置。
金、上用、正
正徳 双線環六字二列染付大明正徳年製各種
或いは双線環四字二行染付記年款正徳年製。色絵器には双線四格四字1行染付正徳年製
字体は端正を求める幼稚さが感じられます。
嘉靖 双線環六字二列染付大明嘉靖年製、双線四格六字二列大明嘉靖年製
六字二列染付大明嘉靖年製、六字二列刻銘大明嘉靖年製 器形に沿った一行染付大明嘉靖年製
頓挫感の有る楷書、前後期に変化があったが、風格は基本的に統一されていった。
清康熙早期の嘉靖款写しは書体は円滑なり。原本と相当違っていた。
個別赤絵銘もあった。色絵磁器には典膳所、上用など赤銘が常用していった。
隆慶 楷書双線環六字二列染付大明隆慶年造各種
楷書双線四格六字二列染付大明隆慶年造
或いは四字二列染付隆慶年製 
字体力強い、頓挫感あり。史上初”xx造”を官窯款として使った。
萬暦 双線環六字二列染付記年款大明萬暦年製各種。六字2列染付大明萬暦年製
双線四格六字一行染付大明萬暦年製 双線四格六字一列染付大明萬暦年製
字体は硬く、”顔体”に近い、筆画は早期のものは細いが、後期は肥厚になった。
官窯は稀に”萬暦年製”の四字銘を用いなかったが、萬暦年製、純忠堂用のようにほかの言葉と併用した。
天啓 梵文式文様囲む四字2列天啓年制或いは天啓年造四字記年款多く用いた,大明天啓年制六字款もあった
字形は太い横ばい、字体は工整さに欠け、しかも硬い、”顔体”に近い。お寺用品には干支年款は多用した。青花の発色均一不等なり。
崇禎 明の最後の年代でした。内乱のため官窯は廃止されたので、官窯の作品は非常にすくない、発見されていたのは六字立て二行青花記年款
大明崇禎年製、双線或いは単線環囲む。落款部位は内外底部または外壁。干支入りの記年款もあったかとの説もある。
字体は清の早期官窯款の風格を兼ねたため、清の早期官窯の落款者と同一人物とか。

明の民窯磁器銘款
洪武 記年款: 洪武拾捌年四月制、洪武款、洪武七年二月二十七日造此、洪武五年
永楽 常用銘款は福、禄、寿などあった。
龍文絵銘.
記年款:大明永楽年制、永楽四年吉日造
宣徳 一意的なシンプルのものほとんど、書き方は草率であった。
鳳文絵銘。
記年款:大明宣德年造大明宣徳龍泉宣徳大明宣德癸丑年造
供器款:官用供器
成化 成化年龍泉造 大明起至年造との記年款は発見されていった。梵文銘、人名銘荊桂、金明汝平蔦蘿春などがあった。
絵銘として銀元宝、方勝形はあります。これらの銘は明後期から清早期には成化窯写し器に多く使われていた。

天の字
弘治 壬子年造、大明年造などあった。四角線に囲む。縁起のよい言葉金玉満堂、長命富貴の銘、記年銘があった。
絵銘としては銀元宝、字など有名、いずれも方形にしていった。
正徳 記年款:正徳年造大明正德秋月吉日造正德丁卯八月吉日欽差膳照太監発心成造
ほか、アラビア文字チベット文字バスッパ文字の銘があった。人名銘款何玉清造字銘。
絵銘はボタンの花
五良太甫呉祥瑞(正徳~萬暦、)
嘉靖 記年款:大明嘉靖年製大明嘉靖年造嘉靖嘉靖供養嘉靖丙申年平遥府嘉靖辛亥素家居藏至正年製 大明嘉靖年製慶
大明年製大明年造壬子年制嘉靖年造嘉靖年製のような四字銘は発見されていない
ほか富貴長命富貴長春長春佳器天之佳品福寿康寧上品佳器、万福攸同関西佳器天下太平台閣佳器、楽平松柏草堂、永保富貴長春、湯、姜、万寿、湯泉、清修雅器、永保万年 等縁起のよい言葉を用った款字。
供用款: 膳御所 外膳房 東書堂 内膳房 茶房 趙府製用 趙府製造 潘府佳器 潘府上用 朱府 郝府佳器 秦府典膳所造 晋府青夢館用 桐溪馮宅 長府造用 辛丑年大栄房
民窯の青花器、色絵器には私家人名款が出現した。陳氏自造 陳守貴造 呉文自造 貞字壹号 天宮制鼎 陳造佳器 玉泉徳記 金籙大醮壇用鄭奎自造 唐比自造 陳造佳器  陳守釗造 程景自造 陳文顕造 など。
花押銘出現。絵銘は
隆慶 大明隆慶年造各種 大明隆慶年製隆慶年造,、隆慶年製など記年款、及び福寿康寧、永保長春、長春佳器万古長春等縁起のよい言葉を用った款字。記年款も使っていったが、の字の書き方は多変でした。
萬暦 大明萬暦年造萬暦年製大明萬暦年置、私用堂名款以外、写し款としては大明宣徳年製大明成化年制富貴佳器、長命富貴、万福攸同、大明年造及び白玉世家玉堂佳器があった。特例としては四角線囲む一文字の字款があった。絵銘としては双線環などがあった。福寿康寧
天啓 天啓年勺園製
写し款を多用した。大明年製 大明年造永楽年製大明宣徳年製宣徳年造 弘治、成化年造天順、正德、嘉靖等の記年落款がすべてあった,なお天順款のものは,天啓年民窯製のものだけ見られたが、天啓年前後にも使われたと思います。他縁起のよい言葉を多用していた。
玉堂佳器、富貴佳器、天禄佳器、天下太平、永保長春等など。特例としては宣窯、美窯、単園、勺園、福字等があった。
一文字銘:雅、福、貴、永、楽花押銘 花押銘 福寿康寧
絵銘としては、ツバメ兔、銀元宝、窗格式があった。
崇禎 銘の作り方は複雑多変であり、祭器、礼器には干支年号款多用した,文房用品には××科置友石堂置があった。私用堂名款は白玉齋片玉雨香齋永保長春等があった。写し款に天啓年製萬暦年造(二行周り飾りなし、明晩期の萬暦写しはこの時期のみ)、洪化年製花押を用いた器は歴代より多かった。
明処州龍泉窯顧氏銘


清の官窯磁器銘款
順治 順治年は戦乱後官窯はおよび焼き始めたが、遺品は非常に少ない。
楷書双線環六字二列染付大清順治年製各種 楷書四字二列染付順治年製
書き方は丁寧、洒落の中に力がある、明の時代の風格が伺がえますが、配置上は工整に欠ける
康熙 康熙年は61年に渡り,貿易が盛んだ、景徳鎮は繁栄したため、用款は多かった
康熙18年以前の落款は”熙”字の其のまま使います(古熙字)。六字二行三列楷書”大清康熙年制”があった。康熙辛亥中和堂制のような干支年款は多用。“大清丁未年制”。
前期の字体は落筆粗重、頓挫あり、字体寛大挺抜。

康熙19年~40年、落款禁止令により、官窯器は無銘または、双線環や、絵銘を用いた。(前代写し款多く使われています。朗窯器は無銘のものが多い)
中期青花は雲南珠明料を用いて、色は明るい翠青です。
明写しの場合は宣徳は多く用いた。なお、成化款闘彩は朗窯製ですという説があります。

康熙40年~61年 本朝記年落款は解禁されましたが、避諱のため、”熙”字の左上に”ノ”を足しました。それは、後”熙”字の今体と常用されました。
楷書六字二列染付大清康熙年制 楷書六字三行染付大清康熙年制 康熙博古
楷書または行書四字2列染付け大清年製 同治、光緒年にも大清年製の落款を用いたが、書き方は弱い
篆書体の落款もあった。白磁陰刻銘:康熙癸酉 同達号制
宮内用堂名款:康熙癸丑中和堂制 康熙壬子中和堂制  聚順美玉堂制 中和堂
琺瑯彩器に楷書四字二列赤絵康熙御制
本朝記年落款は中期に定制して、ほとんど後期のものです。なお、後期青花の呉須は安定しないようだ。

后期字体秀逸,熙字の四点は直点或は順点,逆点は少ない。年字三横線、前二横線は短い,第三横線は上に寄るすぎ,立線は長いとか。款字を囲む単線環、双線環、双線四格ともあり。中晩期官窯製品に無落款のものもある。

康熙官窯成化写し落款大明成化年製
雍正 楷書双線環六字三列染付大清雍正年制各種
楷書双線環六字二列染付大清雍正年制各種  大清雍正年制(色釉)
楷書六字二列青花款大清雍正年制 楷書六字三列青花款大清雍正年制(色釉各種)
楷書双線四格六字三列青花款大清雍正年制
器形に沿った並び:雍正年制  大清雍正年制各種
闘彩器には楷書双線四格六字二列大清雍正年制各種 東園

雍正年官窯款は専任者によるものですので、字形は同じです。早期には双線環六字三列が多い,書体が弱い、若干丁寧さが欠ける。
晩期には双線環六字二列、または双線四格二列、宋体小楷、工整秀逸。なお、官窯款特徴として、”正”の字の横線は水平端正
だし、楷書款は青花と粉彩器に用いた。

色絵器、青磁には篆書六字三列大清雍正年制各種
篆書四字青花款雍正年制 均窯写しや、炉均窯及びそば釉器に篆書四字印銘:雍正年制各種

篆書款は変化が多く、器の造形に合わせた表現欲のある書写風格が感じられる。
琺瑯彩器に楷書四字青花款雍正御制各種 楷書四字色絵款雍正年制 または篆書四字色絵款雍正年制
明写しの場合は成化、嘉靖款を多く用いた。雍正官窯成化写し落款大明成化年製
乾隆 乾隆年は磁器生産量一番多かった歴時50年、早期の官窯款は四字または六字三列、単線環がある場合が多い。晩期は篆書体の六字二列は多いです。
青花、粉彩器によく見られるのは篆書六字三列染付大清乾隆年制各種 篆書六字三列大清乾隆年制
双線環楷書六字二列大清乾隆年制  最近海上がりで発見された乾隆年早期楷書六字二列大清乾隆年制
色絵器には篆書六字三列赤絵款大清乾隆年制各種 篆書四字乾隆年制 双環篆書四字乾隆年制 乾隆御製
琺瑯彩には顔料款篆書六字三列(双環)大清乾隆年制 楷書印章式乾隆年製&乾隆御製
白磁、そば釉、辰砂器には篆書六字三列印銘大清乾隆年制各種 または篆書四字印銘乾隆年制
太璞 比德 乾隆御題  大清乾隆仿古 敬畏堂製重華宮芝蘭室用 重華宮 養心殿 彩華堂製
嘉慶 染付、色釉器に篆書六字三列染付大清嘉慶年制各種、篆書六字一行染付または赤絵銘大清嘉慶年制各種
書体の特徴としては、嘉字の力は前斜めに、慶字の心は丸め、又の波線、製字の中央に横線山折れになっているがある。楷書款は少ない
粉彩や色地器には篆書六字三列赤絵銘大清嘉慶年制各種
闘彩や色絵器に篆書六字三列印款大清嘉慶年制各種
白磁や特別な器に篆書六字三列刻印大清嘉慶年制
懋勤殿
道光 主に篆書六字三列染付大清道光年制各種,篆書六字三列赤絵銘大清道光年制各種
器形に沿った篆書六字一行染付または赤絵銘大清道光年制各種
色釉、琺瑯器に篆書六字三列印刻銘大清道光年制 、まれに粉彩器に赤地金彩銘道光年製もあった。
書体は嘉慶期と基本的同じです。
大字出頭は乾隆款よりも小さい、清の三水辺の書き方は前代と違う
慎徳堂は道光帝の書斎だったから、楷書三字一列赤絵または金彩慎徳堂は御用器
 楷書四字赤絵慎徳堂製(各種)の赤絵銘は官窯製宮内用器です。書体は端整雄大なり。
頣寿堂製も官窯用銘です。
そば釉や炉均窯には六字刻印款大清道光年制
咸豊 咸豊年以降清末まで各代官窯はおよび楷書落款は流行した。
楷書六字二列染付け大清咸豊年製 または楷書赤絵銘大清咸豊年製
先例のない非常に綺麗な楷書体です。横線や全体的な風格上、左もしくは右へ傾斜する傾向が見られます。
篆書体大清咸豊年製は稀にない、または民窯が多用した。
同治 楷書六字二列染付銘大清同治年製 楷書四字二列同治年製 飾り付きは稀にない。
色釉器に六字二列刻銘大清同治年製
字体は前代と大分風格は違います。書法的には幼稚さが感じられますが、非常に真面目な書きです。同一人物よる銘書きだと思います。
太後御用器儲秀宮制 儲秀宮 体和殿製
(儲秀宮は慈禧の居所、体和殿は儲秀宮の膳房の名前、このような銘作りは道光帝の慎徳堂製は唯一の前例だ。)
光緒 楷書六字二列染付大清光緒年製各種 及び 楷書六字二列赤絵大清光緒年製各種 は青花、白磁、色絵、色釉に多く用いた。
楷書六字三列染付大清光緒年製非常にすくない。楷書六字印款大清光緒年製各種 四字赤絵款光緒年製
金彩や龍文、飾文付大清光緒年製各種 内府各種 官窯内造 景鎮官窯内造 官窯監製
光緒年官窯款は基本的前代を引き継ぎ、近代風のある工整な楷書体ですが、書写若干草々や、長さと横の比例の変化が見られますが、字体風格は同じです。全体的に左下へ傾斜する感じがします。周りの飾りはほとんどない。
太後御用器儲秀宮制 儲秀宮 長春宮製
慈禧太後50、60、70誕生日に宮内が焼製した各種豆青地粉彩、五彩、闘彩御用器銘は 大雅齋 天地同春 天地一家春 永慶升平 永慶長春 長春同慶

大清光緒壬午年江西景徳鎮官窯内造 大清光緒壬寅秋月何盛林厂署内造
近代の光緒写し款大清光緒年製の字体は造作的な古風があります。
宣統 楷書六字二列赤絵銘大清宣統年製多く用いた 、楷書六字二列染付大清宣統年製各種
干支銘も多く用いた大清宣統庚午宜春堂製各種
綺麗な小楷体


清の民窯磁器銘款
順治 記年款:大清乙酉年制 大清順治八年 順治年制 順治丁酉年 己未年秋月渭水漁翁書 順治十八年信士弟子程
福字銘各種  縁起のよ言葉:梧桐一葉落天下乃皆秋 玉堂佳器 玉堂珍品 皇帝万歳万万歳
篆書堂名款芝蘭齋製 徳響堂製 百香齋 西畴書院 芸蘭齋製 継善堂 戊子春月梓桑軒書 望仙楼 望吟閣 百華齋 百華齋製
花押款、写し款が多し。
茶湯  許世文元公制 百蒼参
康熙 記年款:康熙年製 康熙肆拾陸年制用 大清康熙六十一年王制  康熙六十一年王制
 大清康熙年制民窯款は官窯款と比べると無論字体と配置とも窮屈が感じられます。

色釉に印銘大清康熙年制

干支款: 乙巳年春月制 乙己年春月制  大清丁未年制 丙午年制 乙己年制  癸丑年制  大清丙午年制 大清戊申年制
乙亥冬月芝蘭壺制 康熙壬辰歳振民武記 癸丑秋日写 乙丑年蒲月制 辛丑年制 康熙丁未年制 大清丁末年制 大清癸丑年制 永熙辛亥年制

花押款 絵款:赤絵魚 双魚   雑宝 方勝 太極 秋葉、角、元宝,一枝笔、銀錠、如意、双線環、双龍、鶴、角、団鳳、竹、蓮、団花

堂名款:聚順美玉堂制 世徳堂製 義豊堂製 介福堂 正順堂製 応徳堂製 永慶堂製 義興堂清雅器 慎徳堂製 慎德堂博古制 玉堂成人之美 兆慶堂清雅製 翠文苑製 北慶堂、益友堂、乾惕堂 敦仁堂 恒丰堂博古制 雅雨堂制 還古齋宣和式 松石齋 乾惕斎 天禄書斎 宿云斎 寿古斎制 筆花斎制 芝蘭斎製 集雅斎制 問心齋 容斎 金蘭斎制 拙存斎 玉蘭斎 玉蘭斎選式 芝潤斎制 常豊軒珍玩器 応德軒制  応德軒博古制昌江逸軒選式 調鶴閑軒清賞 慎德軒博古製 複香軒之清制 埃定軒 球琳琅玕之玩 杏林軒制珍玩 複香軒玉清制 杏林軒 常豊軒珍玩居 置軒珍玩器 升祥軒玉清制 聚古軒制 潭藻閣清玩  文山閣 片石居 木石居仿古制 安吉居制 竹石居 逸居 水云居 木石居 雲居 青云居玩 彩云居玉清制 青云居 玉石居 桂香居 卍 石居 栄錦堂製
千変満化であり。単双線環、四格を多用した。

縁起のよい言葉: 愛楽長春清賞 世代文章   美玉 万寿无疆 在川知楽  文章山斗 美玉于斯 在川之楽 潤比琅玕 集錦 滄浪緑水 宛玉 万寿福貴 洪福斎天 宝石雅制 周元佐助 和鳴 世德留芳 卞和三献奇宝 奇石宝鼎之珍 益友鼎玉雅制 奇玉宝鼎之珍 奇珍如玉 壩潘煥若之珍 美玉雅制 恒友鼎玉珍玩 圣友雅制 奇石席上之珍 奇玉至珍雅制 永傳家宝 藏山隠海之英 宴楽長春清賞 珍如玉永盛制 昆山美玉  忠有美玉雅制  崑山禄玉 琅琊 熙朝傳古 玩玉 文房清玩 温潤今古珍玩 球琳珍玩 永楽佳玩 信友玉珍記 玉石雅玩 白玉今古珍玩 雅玩 民友珍玩  慎友鼎玉珍玩 永和美玉珍玩 雅友珍玩 清雅古玩 蘭芝珍玩 博翁珍玩  永興佳玩 益友珍玩 美玉雅玩 留香雅玩 玉石奇玩佳器 張宅佳器 美玉佳制 三藍佳器 世美三房 博物家蔵 福寿康寧

写し款:成化年辧 成化年製  大明成化年製の写し落款は明~清各代あり
 永楽年製の写し款は明~清各代あり、明の末は一番多い 大明洪武年製 熙朝年制 開元年制
 など各前朝のものあり,大明嘉靖年製の写し款が一番多かった。
雍正 記年款楷書大清雍正年制各種 篆書大清雍正年制
大清雍正年制覚生常住 雍正九年夏月 大清雍正二年冬制 雍正元年
雍正年上手民窯器には堂名款が多用青玉堂製 浩然堂製  彩潤堂 静齋雅玩 謙牧堂製 姚江馮護蔭堂珍藏 雲在草堂 裕慎堂制 敬恩堂 園明堂 天宝堂 世経堂 燕喜堂制 澹宁堂 百露堂 耕織図·宁倹堂清玩  澹宁堂藏  精雅堂製 敦復堂 馮宅 立本堂置 東园堂 亦菴 守易堂 若深珍蔵  双溪若深珍蔵  耀華藏器  椒声館 太和斎雍邸清玩 朗吟閣製 朗喧閣製 欣賞閣 望吟閣 安吉居珍玩製 正誼書屋 百一山房 紅荔山房 文石山房 東园文石山房   古香書屋 逸安書屋珍藏 浴硯書屋 寿裕楼藏 百机楼藏 香溪閑玩 清玩 坦素清玩 雅玩
縁起のよい言葉を用た銘:万寿無彊 千秋如意 風采 風然 山高 生春 寿山福海 華章珍日 覚生常住
人名に用いた銘:仲睦宗 王清雅制 瑞錫椋制 江鳴皋造 年希尭 公輸監製
絵銘も多用した:霊芝香炉、笔錠如意  四角・花押・方形・菱形・四つの花各種。

後代写し記年款大清雍正年制
乾隆 乾隆民窯款丰富多彩、堂名款や花押は大抵大体朝廷同の落款と同じですから、鑑定は極めて難しい。
なお乾隆年の落款はさまざまな字体と配列方式を使用した。なか、草記款は史上初になります。
一般論としては官窯款は秀逸で精漸なり、民窯款は粗糙、草率なところがあります。

記年款大清乾隆年制 乾隆年制各種 大清乾隆庚寅年蓮塘監制  善字X号乾隆X年様   X年試X号様  X年様 乙丑年造 乾隆甲辰敬制 乾隆戊寅冬十月立于壁華軒記売買 乾隆丙午 乾隆戊申年 乾隆五十九年甲寅年吉立 戊X号X年様 大清乾隆丙辰年制大清乾隆辛丑年鄭母七十寿 乾隆五十年製
堂名款 植本堂 慶宜堂  方鵠峙堂本置 百二十畦芍薬園所用 睿邸退思堂制 書錦堂 嘉蔭堂製 蝸寄居士・古柏堂・唐英製  一百二十畦芍薬园主 恭寿堂宗 略园 敬遠堂 公勤堂制 求謙堂 曙光堂制 荔园 花著 七十二鴛鴦社 彩秀堂制 楽静堂 陶成堂制 来鶴堂 恭寿堂制 五福堂 澹守堂制 栄瑞堂制 凝和堂 惜蔭堂制 陶成居士制古泉堂 乾隆七年旭華堂制 慶宜堂 敦睦堂制 陶成堂印 和趣堂制 椿蔭堂 宝恩堂制 嘯园 乾隆五年湛恩堂制 明遠堂 旭華堂藏 旭華堂 楽善堂制 致和堂制 敬修堂制 瓷善堂制 述德堂 敬慎堂 荔庄 斯干草堂 致遠堂制 誠信堂 洛硯書屋 薬渊 述古堂 芝修草堂 裴逢吉堂 六謙堂 瑞德堂制 慶頤堂制 禄寿堂制 思慶堂 听松盧 師古堂制 裴孝友 惇敘堂 忠信堂制 乾隆柒年旭華堂制 思栄堂制 筑野堂制 弌好堂清賞 宁遠斎 湛静斎 沐斎 遺硯斎 宁晋斎 宁静斎 乾隆丙寅宝嗇斎制 宝嗇斎藏 宝善斎 澹宁斎製 宝晋斎 百一斎 有正味斎 経龠斎 宝嗇斎 古香斎 経佘斎 聴云山主人館 妙香館製 対屏山館 古月軒 覚是軒 咏梅閣 環翠亭書翰墨(唐英製)  澄杯書屋 玉桮書屋 九畹山房 玉懐書屋 友棠浴硯書屋  暹羅国王宮内貢磁藏 葆灵珍藏 文石山房 畹委山房 水長 市隠楼制 宝机楼制 繍麟楼制 法華寺 大清乾隆丙辰年制潞河継述堂李氏宗祠 潞河継述堂李氏宗祠 潭柘寺供
縁起のよい言葉の銘: 君子 旭映 佳麗 山高水長 石林 犹日孜孜 古香 陶雅 古稀天子 几暇昭懐 陶権 陶珍 陶鋳 得佳器 友昆連碧之珍 実藏珍玩
人名を使った落款:説字・・・・二年拿去用者男盗女娼公羽家蔵

古月軒道光年の銘ですが、乾隆年の琺瑯彩器は”古月軒”の銘のものは民国初期の写しです。
なお、写し款としては、宣德款、成化款があった。 光武年制
嘉慶 記年款:双線四格楷書六字三列大清嘉慶年製,楷書四字赤絵銘嘉慶年製 嘉慶元製  嘉慶己未年制
篆書四字嘉慶年制
官窯款と比較すると字体草率,字の筆划の加減があります、読みにくい、俗称”草記款”。
よく見られる堂名款は:崇明堂製 行有恒堂 嘉蔭堂制 植本堂 嘉慶癸酉行有恒堂制 嘉慶戊午事敬堂制 志勤堂 秋乏堂制 懋勤殿 潤碧軒制 澄懐軒蔵 嘉慶廿三年九思堂 玉慶堂制 寿頤堂制 種芝堂制
清中期の出現した若深款  春江花月楼 福海珍藏 白鹿古洞 俊公自制 嘉蔭堂齋谷山人造 永源成記 完顔氏  嘉慶己已年子恬造 葛明祥製
絵銘は乾隆年のもの以外,蝙蝠寿桃も出現した。
道光 記年款:大清道光年制 道光年制  道光己酉夏行有恒堂制
民窯も六字及び四字記年款を使ったが,字体は端整ではない。
山解竹主人造 退思堂制
新しい絵銘:百結図。 浩然堂製
咸豊 記年款 大清咸豊年製篆書体印章式落款、又は咸豊年製は民窯の流行の落款になった。
 咸豊元年淮阳履和堂陳祭器 咸豊二年四甘十四記.施主仇訓 咸豊辛亥行有恒堂制 咸豊辛亥仲春退思堂主人制 太平天国千歳卍夫国安
人名款 粉彩器によくある彩絵名工程蘭生  李銓昌  景徳鎮御厰窯絳彩宗師程門  徳化磁彫名工許起容
同治 民窯記年款は赤絵款または篆書印章式同治、同治年製、大清同治年製多く見られます。
同治帝死去~光緒実政就位までの空白期には”同光年製”の銘は粉彩や絳彩器に見られる。
輸出品用銘:耀字E号
堂名款: 思綬堂制務本堂 晋磚吟館監製 慎思堂制 敬順齋 慎思堂 敬順齋製 楽寿堂 竹雲軒 竹雪軒 涵德齋製墨禅居銭 詒谷堂制
彩絵、粉彩、絳彩器に名工の落款は多く出現した:徐鼎豊 馬慶雲 王少維 筱叙蕪 梁定 芝山  邵美之 楊棗卿  硯農居士 吴少萍 旭客居士 聯碧 旭嵐雅制 汪小初 玉庭  同治九年八月立秋王福生

絵銘は複雑になり:蝙蝠に寿字 太極陰陽魚
縁起のよい言葉の銘 招財進宝 燕喜同和
光緒 記年款:双線環大清光緒年製 印章式大清光緒年製 四字赤絵光緒年造 双線環四字光緒年製
大清光緒三十一年河間附近秋季大操記念 光緒三十四年安徽太湖附近秋操記念杯  光緒七年 光緒二十八年陶公仿製
戊寅年造 丙午仲秋程記 燕趙悲歌之士·孔子后四十一癸卯制 后四十一癸卯制  衡阳程氏宗祠祭器
他:光緒珍品 大清光緒怡春堂製 一善堂 春怡堂 甘沢堂製 楽道堂主人製 錦堂福記 谷詒堂 丁末玉海堂製 光緒九年世忠 光緒丁未玉海堂製 慎余堂 思義堂製 陶齋法宝 愿聞吾過之齋 退思齋 恕齋清玩 倹存齋 奇賞軒 青琅軒館 嘉泰松軒 聚厚軒  蘋香宝製 満福堂記 周生泰号  興邑復古窯造 受禄軒 泰源隆記 栄昌福造 徳昌公司
光緒年書家沈家本 字子淳 号寄移 所製磁器銘:枕碧山館主人監製 新太和館
輸出品:泰記碟辦  江西瓷品

光緒年は写し款は多く用いた、書体風格は若干若い:
四字二列、飾りなしの楷書(大清)康熙年製写しは歴代中一番多い (大清)乾隆年製写し各種  印章式咸豊年製  後漢玄徳年製
仿古若深珍藏 玩玉珍蔵 霊奥惠賜 珍品 青華珍品 光緒珍玩 仿古珍蔵

人名款流行:発見されている陶工や匠の落款は300以上ある。
絵銘はすくない。寿印
宣統 記年款 宣統年製 宣統元年 大清宣統年製
坤宁宮祭器宣統三年永平附秋操記念
堂名款 宜春堂 鐘積余堂 宣統己酉宜春堂製 宣統二年継世堂 皓林閣主人西园氏写 西軒  掄珠山館
縁起のよい言葉 国恩家慶 人寿年豊
人名款  余子明和順氏 吴待秋 栄昌氏 刘恒春造 朱海泉 余福興 周順鼎 義和 孫永茂 芝泉 刘万泉 張葆慶 庚塘 胡仲貞 清華 遊宗 刘少軒 許発生 袁恒興 夏石溪 魏興発 甘祥順 汪大興 啓発氏 吴海峰 袁義興 仙椿 楊氏宗祠 徳全
厰名款 江西瓷業 大清宣統元年湖南瓷業公司 焦啓豊号監制 豊泰利記 江西瓷業公司 瓷業公司 華美厂造

宣統北京・進
宣統年は清の最後の時代でした。非常に短い時期でした。地方分割や、戦乱、列強乱入などの要因があって、各地銘款の風格は定めがないほか、民国早期な漢民族の風格は表し始めた。(明の時代を参照)

中華民国期以降の磁器銘款
洪憲朝官窯落款:洪憲年製(真) 洪憲年製(偽) 洪憲御製(真偽不明) 居仁堂製(真) 康徳三年(満州国官用磁器)

民国期には官窯の概念は存在しないため、すべて民窯でしたので、落款の種類は一気に増えた、中にも一意的なものは多い。
“厰名款”、“供養款”と“私的な題款”に分類されている。(官窯内造款は民国期まで援用されました。)

民窯記年款:中華共和元年 民国年製 中華民国年製

”厰名款”とは生産工厰の記号。“江西瓷業公司”、“昌江瓷業”、“南昌国光瓷号”、“湖南澧陵瓷業公司”等があった。
製品品質は高い、政府から磁器の生産の委託または指定を受けたものは”民国官窯”と呼ばれた工厰:江西瓷業公司
国際的な賞を受けた、知名度が高い、ブランド品になったもの:湖南澧陵瓷業公司製造の釉下五彩器。
葛明祥製(作坊落款)

他数多く私営陶磁生産工厰があった。“昌江馮栄発造”、“江西昌都××造”、“江西王沅衣出品”等等。
これらの磁器工場の製品は自ら粘土から生産したものではなく、下請けの陶磁作坊から半製品の白胎陶磁器を購入して加工加彩後、販売するから、品質の悪いものも多く出まわっていました。

供養款の場合は明と清のものと同じ形式です。

民国期に出現新しい落款のタイプは“私的な題款”です。個別注文生産の場合はお客様の要望に応じる題銘を入れました。一意のものが多い。
例としては“xx結婚記念。民国27年春日”、“民国28年春康澤自用”、“大千”、“南极星輝,江西兪誠昭氏”。
そのなか有名に成ったものもあった。“珠山八友”とその類似款でした。
各種写し銘:大低筆画生硬、字体遼草、彩i色濃艶
大雅齋、天地一家春 永慶長春 慎徳堂製 
大清光緒年製 光緒官窯 乾隆御製 大清嘉慶年製 嘉慶年製 雍正年製 大清乾隆年製(日本製) 大清乾隆倣古
大清道光年製 大清宣統年製 萬暦

民国製歴代写し落款合集 民国製各種堂名落款合集
 

宜興朱泥壺款
正徳
弘治
供春(龔春) 明の正徳~嘉靖年人氏、宜城進士学憲呉頤山の家僮。呉仕は年少の時湖滏山金沙寺にて修学の時期があった。寺の中に“金沙寺僧”と呼べれる製陶名手が居りましたので、供春は閑の時に老僧に製壺の芸を習った。時に供春は寺の庭にあった百年の杏樹の枝モチーフして陶壺を製作して、“樹癭壺”と名付けした。人々の賞賛を貰い、後彼の作品の傳世品は“供春壺”と呼ばれた。
中国宜興朱泥壺歴史上名を残る第一人者である。
嘉靖
隆慶
李茂林 号養心,嘉靖-隆慶年人氏。“四大家”以前の製陶名工,小円壺に長す、“名玩”と呼ばれる。家に第四子のため、“小円壺李四老言”との名声を揚げた,其子李仲芳も製陶を承襲。 金沙寺僧~李茂林の時期は宜興製壺の草創時期でした。李茂林は初めて匣焼を始まった人物で、壺の焼き上がりの具合と成品度は飛躍的に進歩した。中国陶磁歴史上名を残る人物の一人です。
萬暦 元暢(1567 —1619 ),または元錫、袁錫とも言う。明萬暦年宜興製陶名工。花瓣式壺に長す。風格は古拙なり、時に製壺四大家の一人。
趙梁 (1567—1619)または趙良と名す,明萬暦年宜興製陶名工,作品風格古拙朴素,初創提梁式壺。明の製壺四大家の一人
董翰
(1567 —1619 ) 明代萬暦年人製壺名手,字后溪,その製壺作品は前代寺僧、供春の古拙風格を一変して,工巧または文人趣味の作品が多い、菱花式紫砂の初創者。明の製壺四大家の一人
時朋
(1567—1619) 時大彬的父,又名は朋朋,時鵬とも言う。その作品は古拙朴素,花瓣式壺に長す,典雅拙朴,傳世品の水仙六瓣方壺は香港茶具文物館所蔵、底銘時鵬四大家の一人
時大彬
 号少山,時大朋之子,明萬暦年人氏,供春大壺写しから初め,時の文化人の影響を受け、茶道を探った後、大壺を止め、小壺作りに専念した。その作品は,形態万千,信手拈出,巧奪天工と賞賛された。彼のの弟子の徐友泉李仲芳と並んで三妙手と呼ばれた。
陳仲美
(1573-1627)明代萬暦~天啓年江西婺源人氏,宜興製陶名工。景徳鎮に置いて精作各種仿古玩器,“類鬼工”と誉られた。生時に置いて周丹泉の同じぐらい名声があったが、遺品は少ないので、後世に知人は少ない。
邵文銀 
字亨裕 時大彬の高足 傳世品は碧山湖館一点、香港茶芸博物館二点所蔵 底部篆書印銘邵亨裕制
邵文金 邵文銀
の兄弟 時大彬の高足 傳文人趣味の作品が長す。
邵蓋 邵文金 邵文銀
と一族 時大彬の高足。邵氏家族所制銘壺は“邵家壺”と呼ばれます。傳世品は花藍形紫砂大壺二丁あり,底部陽刻篆印邵盖監制 または円珠梨子地朱泥小壺一丁,底部行楷書“邵盖”二字。

欧子明
(1578—1644)宜興人氏,又は欧正春と称す。明朝萬暦年宜興にて、鈞窯写しの花盆、水盂、皿、碗、洗と佛像等を精作し、所の製品は大いに人気を選った、陶磁史上“宜均”と呼ばれた。または輸出貿易への貢献甚大のため、欧窯とも呼ばれた。
徐友泉
(1578—1644),字士衡,明朝萬暦年人氏,時大彬的弟子。その作品は風格絶妙,技量高超、古器の写しは得意とする。落款は友泉二字,筆法は時大彬に似ている,其子徐令音(?)は父業を継ぎ,時には“大徐、小徐”と並んで称す、三大妙手の一人。

李仲芳
  萬暦年人氏,李茂林之子,時大彬的高徒。家承祖業,造詣極深い,その品は文巧精工,技藝極佳,風格は師の時大彬に極相似しているので、時大彬の槍手と知られてる,そのため、李仲芳製の時大彬銘の品は李大瓶、時大名と呼ばれることがある。三妙手の一人
邵二孫 欧子明 蒋時英(時大彬教え子) 元暢 邵盖 陳信卿
天啓 周季山 陳正明 徐次京 徐展 項真 沈君用 沈君盛 承雲従
崇禎 惠孟臣 江蘇宜興人氏,明末清初宜興陶壺名工。孟臣製陶壺は素朴で作法周到であり,朱砂製のものは多い,特に小型壺は絶妙で人気絶頂,中,大型壺は稀に発見されてません。銘は竹刀で刻す、書法は褚遂良に似ている,盖裏に“永林”篆字小印あるものは最上品。銘は孟臣 孟臣製 荊溪恵孟臣
徐令音 陳子畦(陳鳴遠の父) 梁小玉 陳俊卿(時大杉の教え子) 閔魯生 陳辰 邵亨裕 沈子澈 陳光甫 陳挺生 陳和之
順治 項圣思  明末清初制陶工 遺品の圣思刻銘の桃盃一点は南京博物館所蔵。”桃聖”と呼ばれます。
陸思亭 方曾三
邵柏原 清初製陶名工。作品風格敦古朴厚または雅致なり、形式多い、朱泥製品はメインです。銘は篆刻陽文小判、作品上部に荊溪,下部に柏原、底部中央荊溪邵柏原制
康熙 陳鳴遠 号鶴峰、鶴屯、壺隠、石霞山人等,清順治~康熙年製陶名工,宜興県上袁村の紫砂世家に生まれ。声名は明の時大彬以降、清の第一人と言われます。花瓜果をモチーフした作品には彫刻と書道を長ずるところから、多彩であります。多くの遺品は南京博物館に収蔵されています。
徐恒茂 清の早期製陶および炉均窯早期の名工。
陳介溪 王友蘭 鄭寧候
雍正 惠逸公 清代康熙~雍正年製陶名工。銘は逸公制。作品は包羅万象。工芸精漸、明の惠孟臣と伯仲の間から、人呼ぶ「二惠」。
華風翔 陳漢文 楊継光 許龍文
乾隆 清徳堂製 清乾隆年宜興朱泥作坊銘。
邵旭茂 清乾隆年宜興制陶名工,遺品の「鼓腹提梁壺」傳世品です。
金士恒 常滑においてきわめて重要な役割を果たした人物。 江蘇省彭城人氏 号士恒 字子友。幼い時上海の文人瞿応紹の私塾に入った。応紹は経詩書画印に精通し、銘茶もを愛好したため、宜興陶工鄧符生を招き茶壺を創作した。時に 金士恒は長崎の美術商で佐野瑞嵓という人物の勧めで光緒3年(1877・明治10年)に来日している。士恒が宜興窯の技法を知っているという情報が、常滑に伝わったため、 明治11年春、鯉江方寿・高司父子が金士恒を常滑に招いた。士恒が常滑に滞在したのは、明治11年の秋までであった。その間に宜興窯の茶器の製法を常滑に伝え、装飾法を伝授している。金士恒が教えた宜興窯の茶注(急須)製法は、粘土の板で基礎的な形を作り、それを木ヘラで叩きながら形を整えて行く方法であった。中国において異例の小さな茶注が日本で好まれていることには、あえて訂正をせず技法とその美意識を伝えたということになろう。  「凡そ金石の器を製するに尊ぶところ工の精なるに在らず、工精なるに以って而して俗の気あるを見るもの則ち可ならず。趣ただ自然にして而して清雅なる者乃ちこれを貴品となす所なり。」この文章は金士恒が茶注に刻んだ銘文の一節で彼の美意識を示すものである。その作品は技巧を凝らした器用仕事ではない。一見すると稚拙な印象を与えるものすらある。そして、中国において名品とされている作品には金士恒の作風と一致するものはない。
邵友蘭
 清中期製陶名工,楕円形縁飾陽羡邵友蘭制 方形縁飾友蘭秘制 楷書小判友蘭 刻銘は二泉

潘虔栄 潘大和 楊季初 范章恩 史維高 邵基祖 張懐仁 壺隠道人 邵圣和 汪淮 邵梭根
嘉慶 陳鴻寿(1768-1822),字子恭,号曼生、曼寿、種楡道人,原籍は浙江銭钱塘,西冷八家の一人,清代篆刻家。溧阳知県、江南海防同知等官職歴任,文章絵画,行草篆隶とも風格あり。宜興紫砂壺設計に新しい風格を吹き込み、当時宜興製陶名工の楊彭年、楊風年兄弟と邵二泉を招き、十八種類の壺を創作したため、曼生十八式また曼生壺はと呼ばれます。所創造型は石銚子 横雲、井欄、合歓、却月、半瓦、方山、瓜形、覆斗等あり,刻した銘文は篆隶行とも有、秦漢古風である。曼生壺の底部に常用印銘は阿曼陀室 桑連理館,共に彭年の小判印あり、作品「瓦当」は海博物館所蔵。
邵大亨 嘉道年制陶名工,年若く名声を成す,その製品奥意深い、風格は新古兼有、“其佳処力追古人”、“一捨千金,几不可得”と賞賛された。宜興製陶史上承前啓後の地位を固めた。
楊彭年
,字式泉,号大鵬,浙江桐郷人氏,その弟は楊宝年、妹は楊鳳年とも清嘉靖年製陶名工。その作品は玉色光潤,气韵温雅,自然之趣がある。当時溧阳知県陳鴻寿に招かれ,「曼生十八式」を製作した。その内一点の鐘式壺は上海博物館所蔵。
瞿応紹 葛子厚 朱堅
道光 何心舟 清道光~同治年制陶名工,齋名“曼陀羅館”を銘とす。
伍元華,1810~1854,広東南海人氏,字は春嵐。品茶に趣味深い、わざと宜興銘工の馮彩霞を自宅に招き、庭に陶窯を設置した。その作品は小さいな茶壷はほとんど、底款は楷書四字“万松園製”、または草書のものもある。印款は“伍氏万松園制”や“癸巳年万松園鑑制”,蓋縁部に“彩霞”二字。または楷書二行“伍氏聴涛山館春嵐鑑制”。
馮彩霞 道光年名工、広東万松園内聴涛楼に置いて製陶,銘は“万松園”、“聴涛山館壺”,または“彩霞監制”四字陽文篆書
潘仕成 字德会,広東番禺人子,宜興窯に朱泥壺を特注した,蓋縁部に陽文篆書一字、底部無銘。極少ないのは楷書体の刻印,盖内部に陶工の名を入れたものもある。潘氏の地元の名家だったので、その特注品は「潘壺」と呼ばれまた。形的には:腹が柿形の「矮潘」;やや高めの扁球形の「中潘」と高い梨子形の「高潘」三種類があった。いずれも福建あたりの工夫茶用の壺です。
王東石 黄彭年(号子寿) 邵景南(号留佩主人) 吴月亭 梅調鼎 鄭奎 吴玉亭(楊彭年の弟子) 蒋德林 邵大赦 邵維新
咸豊 大清咸丰三年品 咸丰元年行有恒堂 江案卿 周永福 申錫
同治 瞿子冶 黄玉麟 吴大澂(進士) 范鼎甫 師蠡閣
光緒 蒋禎祥
宣統 范勤芬 陳光明 趙松亭 張春芬
ほか 荊水 君徳 浣亭 窺生鉄齋 紹鼎裕 裕鼎恵製 百朋 盛徳堂
民国 人名款 石民(1892-1976),本名裴慶雲,字德銘,民国陶芸名手。14歳の時姉の夫である江祖臣に師す,後“宜興利用陶器公司”に製壺工として長く勤めた。その仿古作品は上海など各地で好評を選った,“陳鳴遠第二”と呼ばれました。
呉漢文氏が1916年に“呉德盛陶器公司”創立,そのトレードマックは金鼎 呉德盛です。
栄卿 民国期陶工
宝根  宜興蜀山人氏,民国期“呉德盛陶器公司”および上海“鉄画軒公司”の技師。 旭齋とは同僚だった。
張德海 福建制陶世家,代表作は「六柏」、裘桂林と同師同期
邵仲和 齋名半陶
范錦甫 范大生之子
地名款 龍山名砂 南洋 中国宜興 宜興 宜興製陶 中国宜興製造
堂名款 藝古齋 染香館 世徳堂 名人之居 春水堂 蒼園 鉄画軒
邵仲和 齋名半陶
商号款 裕民陶器 万豊順記 永和孫記 聞記 福享真記 宜振立興出品 陳鼎和陶器厰 凌万興制
ほか 治陶 万宝 宝珠 懐古氏 清香美玉 荊溪美玉
現代 50年代 宜興湯渡陶業生産合作社 蜀山陶業生産合作社
顧道栄 製陶世家に生まれた名工、紫砂三厰、溪紫砂厰、砂龍陶芸公司工芸師歴任、国内国際数多くの大賞を受けたため、その作品は数多くの中国内外の博物館に収蔵されています。
60~70年代 顧景舟(1915-1996) 近代工芸美術大師 軒号自怡軒 原名景洲,別名曼希 瘦萍 武陵逸人 荊南山樵,自号壺叟 老萍。宜興紫砂工芸一代宗師。18歳から学芸、三十年代後期上海に置いて仿古に従事。1954年宜興蜀山陶業合作社入社。彼の弟子は国家級の工芸師として数多く活躍しています:徐漢棠、高海庚、李昌鴻、沈遽華、束鳳英 呉群祥等。“壺芸泰斗”と呼ばれ、作品は世界中の博物館に収蔵されています。
汪寅仙 中国工芸工美術大師
譚泉海 中国工芸工美術大師 1984世界博金賞
徐漢棠 中国工芸工美術大師
蒋蓉 中国工芸工美術大師
80年代 呂尭臣 中国工芸工美術大師
姚志源 齋名山頭上人 工芸美術師。汪寅仙の子
90年代 徐可棠 徐漢棠兄弟,張洪寿弟子,九十年代徐漢棠大師工作室加盟、中国当代紫砂名人,作品は中国海外各美術館収蔵。 


歴代銅器銘款
宣徳年官製銘楷書六字陽鋳印銘大明宣徳年製。ほか:宣德五年呉邦佐造 大明宣德年仲師記 宣德五年高氏監制 宣德年且閑主人監制 宣 宣徳 大明宣徳 宣徳年製 字体は秀逸である。
石叟は明末期の僧,銀相嵌銅器に長す,作品は文人趣味之物が多い,器物底部に銀相嵌篆書又は隷書二字銘石叟,字体古拙高雅。
   清の時代には“石叟”写し款の銅器も多く作られていました。そのなか清早期のものは美術性や品質が高いとされていました。
銀相嵌六字銘大明萬暦年製は明代の銅香炉底部に発見されました。書体は萬暦年官窯磁器落款に似ているかと思います。
官用
本朝銘

乾隆年宮内用銅炉底銘篆書六字陽刻大清乾隆年製 乾隆銅爵底部篆書六字陽刻銘大清乾隆年製
乾隆年宮内用銅炉底銘楷書用銘万寿宮用第捌号 乾隆年宮内用銅炉満族文字底銘
堂名銘 樹徳堂
写し銘 早期写しは篆書二字陽刻銘宣徳
楷書六字陽刻銘大明宣徳年製の銘は極めて本物に近いです。長形篆書四字陽刻銘宣徳年製
官製写しの場合はの字に心の上の横線はある。民間写しの場合は字の心上の横線はない。
絵銘 清中期銅香炉底
明末清初銅芸名工王旭 清代名工汪雲従
清早中期清玩 
清末期優良民品広東十八甫陳運記真白鉄 ほか地方、民間銅器作坊銘は数多く存在した。
中華博物誌掲載明清私家款 琴書侶(宣徳工部吏臣呉邦佐印)、宣徳五年呉邦佐造(宣徳三年に呉氏が作ったものは“宣徳御造“であります。宣徳三年以降は私造になります。)、宣徳五年高氏監製、宣徳年且閑主人監製、玉堂清玩(厳東楼、号玉堂、厳嵩の長男)、大明宣徳年仲師記物、樹徳堂、品竹齋、宝鼎、賞心、清玩、王旭、杲竹山房、乾清宮造(御制ではない、宮人私鋳の物)、琴詩侣(写しは多い)、正徳年製、松月侣博、杏朴齋清正主人、戊辰物博米山堂製、儆吾齋、珍賞、玉堂珍玩、月友琴居、飛雲閣、登月、永存珍玩、大明宣徳五年監督工部官臣呉邦佐造、大明宣徳六年工部尚書臣呉邦佐監造、工部員外物中臣李澄德監造、大明宣德五年監督工部官宦呉邦任造(任は佐の誤り、清初め写し)、宝雲物博居、内用、其旋、陽春有脚、大清乾隆元年恭中制、巴格仿宣、太極含元、大明正德年制(官製かどうかは不详)佃袅金猊弄水沈、明丁菊月闇生製、康熙辛亥庚生氏(炉腹内底部に念峰制とあり)、康熙六十年制、明善堂冰玉主人制、大清乾隆年制、有琴居用、大明李大观制、万历乙卯洪羽仪監製、諸葛亮鋳亮鋳(大明朱亮鋳の意)、崇祯庚辰瑞图製於慶雲齋中、少年一段风流事,尽在瑶琴不语中(王旭)、大明宣德四年,内神宫太監掌監事臣阮安督造、物元清玩、宝月居、冰释、芰霞珍玩、宣德五年君赐谨身閣大学士陳山、大清康熙年製、弘亭、水云居、子孙用之、子孙永保、乾隆年制、永世之宝、鎮宅大吉、昌龍、琴書清玩(炉頸部に落款)、雲間胡文明製、胡文明製、
红雲山房、崇禎八年製、大明崇禎年製、内壇郊社(宮内道場用品、官製)、栄秦記、大明隆慶年製、藏雲、嘯園、孟嘉家藏、豕情家藏亘鼎、万年永宝、御玩、家藏珍宝、門癸氏、陳赢家宝、神仙居物、嘉靖、崇禎、花市敷製、永世宝、玉堂石叟、牧元清玩、藍嶋自藏、星聞軒製、飛雲所作、文明、施口古製、崇祯辛末年華华製、呉兴庐次洲製、印铸局製、為君寿、飛雲居、大明李弘光製、飛居、万寿宮用第捌号、大清宣统年製、大明成化年製、宣統年製、壬午冬子俊製、石叟珍藏、石叟、中華宣德贰年周羲叚修篁主人製、允锡家藏、雲谷、湛氏之炉、李曲江製、玉堂清玩、在公家藏、深柳書堂、莫臣氏、奕文氏、弟子劉起龍造、完初家藏、孟氏道光丁末秋定府行恒堂造、崇物华祯壬午冬月青来監造、大清康熙年制燕台施氏精造、大清顺治辛丑邺中比丘超格虔供佛、奕出流芳。
民国 写し銘 大明宣徳

清料器(ガラス)款
乾隆年製、雍正年製、咸豊年製

歴代七宝器銘款(景泰藍)
琺瑯彩款大明景泰は常用款
鋳銘 景泰年製 萬暦年製
雍正年:琺瑯彩器印銘雍正年製 印銘敬製
乾隆年:琺瑯款大清乾隆年製 刻銘乾隆年製則  琺瑯彩器印銘乾隆年製 花果実絵銘
乾隆以降~清末:写し款:印銘乾隆年製 琺瑯款乾隆年造 琺瑯款大明 刻銘大清乾隆年製 刻銘仿明+頂戴
民国 清光緒年~民国初期七宝作坊老天利製(刻銘)は1904年シカコ万博金賞 1915年パナマ万博金賞受賞のため、近代中国景泰藍トップブランド
他、有名ブランドは徳興成製 静遠堂 志遠堂  宝範軒制(刻銘)
鋳銘景泰藍 寄托款大清乾隆

 

傳世何朝宗印章標本

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 印章来源:
一:于瑞典斯德哥尓摩埃克蘭德姆美術館藏羅漢坐像和持経観音坐像、英国不列顛博物館藏和合二仙像、P.J.DONNELLY藏釈迦牟尼像和持如意渡海観音像、耐克藏持如意渡海観音像等。图二二:于倫敦珀西瓦耳・戴威德基金会藏和合二仙像。
三:于R.M.H.斯内登藏弥勒像。
四:于英国維多利亜·阿尓伯特博物館藏関公像。
五:于巴黎穆西・吉曼藏渡海童子拜観音音像。
六:于英国藏持経観音音坐像。
七:于英国不列顛颠博物館藏渡海観音像(与図九同用于一像)。
八:于倫敦珀西瓦耳・戴威德基金会藏和合二仙像。
九:于英国不列顛博物館藏渡海観音像(与図七同用于一像)。
十:于国俄勒岡・波特蘭・克魯美術館藏坐蓮観音像、C.C.克里斯托夫藏文昌帝君坐像和英国S.Marchant & Son藏持如意文昌帝君坐像。
一一:于英国不列颠博物馆藏和合二仙像(与图一同用于一像)。
一二:
P.J.DONNELLY藏吉祥坐式観音像和英国維多利亜・·阿尓伯特博物館藏観音坐像。
一三:
于英国不列顛博物館藏羅漢立像。
一四:
于倫敦珀西瓦耳・戴威德基金会藏和合二仙像(与図八同用于一像)。
一五:
于美国波士頓美術館観音坐像。

一六:于英国S.Marchant & Son藏渡海観音像。
一七:
于R.M.H.斯内登藏観音坐像。

一八:于巴黎穆西・吉曼藏蒲団観音坐像和英国橋林・梅茵夫人藏双耳炉。
一九:于英国維多利亜・·阿尓伯特博物館藏渡海観音像。
二十:英国P.J.DONNELLY《中国白——福建德化瓷》收蔵。
二一:英国P.J.DONNELLY《中国白——福建德化瓷》收蔵。
二二:英国P.J.DONNELLY《中国白——福建德化瓷》收蔵。
二三:英国P.J.DONNELLY《中国白——福建德化瓷》收蔵。
二四:于広東省博物館藏漢音坐像